人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『キミが泣いたらシャンデリア』と『ハイツメロン』という詩集を出版しています。詩と詩みたいな日記です。


by shiho-440

Tokyo new cinema

Tokyo new cinema_a0061567_19241968.jpg

名古屋で行われた、詩のイベント『ポエトリーフェスティバル』
参加させていただいたことがありました。

そこで、詩の朗読をしていた
中川龍太郎さんの詩集【雪に至る都】です。
17歳のときに書かれたとありますが、
若い詩ではなく若々しい詩であり、
大人な詩ではなく、クールな詩です。


そこは、雪がイメージとして統一されています。
一遍一遍が冬の痛い感覚、
しんとしていて感覚が鋭くなる感じ
うすく壊れそうだったり、ざっくりと切り取られた世界が広がっています。

その世界を覗きたくて
たびたび、読み返しています。


若い頃は、言葉のイメージに頼ったり、
困難な言葉を使えば
頭のいい詩を書いていると勘違いしますが
自分がそうでした(笑)

自然と入ってくる言葉で、印象に残る詩を朗読されていました。
うまく表現できませんが
いい意味で、異質な感じがしました。


数年後、Tokyo New Cinemaという活動をされていて
映画監督になられていました。


東京に住んでいない私は、
まだ、映画、全体をみれてはいませんが
動画など拝見するとたしかに、

『雪に至る都』が引き継がれていました。

美しくて残酷で、なぜだかそこに一番辛かったときの
自分がいるのではないかと思ってしまいました。



Tokyo New Cinema第10回作品

『Plastic Love Story』 監督/中川龍太郎
『Breathing Song』 作曲/酒本信太

都内にて、年内公開 だそうです。



※プロモーション動画の貼り方がわからないので
Tokyo New Cinema
から、ご覧になってみてください。
by shiho-440 | 2013-08-11 13:48 |